ぼん手帳

Twitterの絞りカス

普通自動車免許で125cc?

 先日経産省が普通車免許で125ccまでの二輪を乗れるようにしよう、という動きがあるという記事がTwitterバイク界隈で話題になった。

 

オー○ックの頓珍漢な記事内容についてはさておき、普通車免許で125ccに乗れる事の是非はどうだろう?

 

個人的には「ま、いいんじゃない」ってとこです。

 

実際125ccに乗るハードルは高く感じる。

最近は125ccの教習車も作られなくなったから、教習自体を無くしている教習所もある。

普通二輪が小型を内包する形になりつつあると思う。

しかしながら125cc〜400ccまでを同一免許、負担で扱うのは些か不適当に感じる。

 

バイクに乗る者として確かに125ccの危険性もわかる。

現行50ccは3〜5psって所だけど、125ccになると大体10ps以上あり、旧い2stだと30ps捻り出すマシンもある。

これまで普通車免許で50ccに乗ってきた層が125ccに乗ってくるとなれば…まぁ普段50ccの滅茶苦茶さを目にしている人なら判るでしょうが、❝あの❞運転で更にスピードに磨きがかかる訳で。

速度が出ないから回避できていた事故が、回避不能な事故に変わっていく可能性もあります。

 更に二人乗りも可能になりますかね。

 

なので、当然いきなり普通車免許で125cc解禁しましょうなんてことはないです。

当の経産省もそこまで間抜けでないはずですし、まずそんな改正法案は通らないでしょうな。

 

で、そんな危険性を認知しつつ125ccを解禁するにはどれほどのハードルを設けるべきなんだろう。

 

ぱっと思い付いた辺りでいくと、

普通車免許取得後2年or21歳以上で、講習を含む手続きを踏むことで125ccまで乗れるようになる、というのはどうだろう。

勿論手続きしなくても50ccは乗れる現行制度は引き継ぐ。

必要な人と別に必要でない人の住み分けをすることで、先の危険性は幾分低減できる。

 

欧州のライセンス制度をかなり模倣した形だけど、現に制度として運用されているだけに、ある程度透明性がある。

 

免許取得の難易度と事故率は密接に関係しているのは事実としてあると思う。

だから緩和すれば事故が増える。それは否定しようが無いけど、緩和にメリットがあるというのも事実ではある。

 

 役所や委員会には僕より頭のいい人が沢山いると思うので、より有益な策を考えてもらえたらなと。

 

本格的に動き出したらパブリックコメントの募集もあるはずなので、ツイのライダー達もバシバシ意見言えばいいんじゃないかな。